11月最後の練習でした!

ブログをご覧の皆様、こんばんは!
やまももテューバの森永です。

すっかり冬の寒さになってきましたが、
体調など崩していませんか?
僕はいつも喉から体調を崩すタイプでして
(口呼吸メインの銀のベンザ派)
今年やっと加湿空気清浄機の購入を決意しました!
そんなに高機能なものではないんですが、
実際使ってみるとホコリも乾燥も防げて快適です!

さて、今日(11/26)は11月最後の練習。
甘粕先生もいらっしゃって充実の“1日フル練習”でした。
社会人の私としては、週一のやまももの練習が
唯一楽器を吹く場になっているのですが、
流石に全盛期のようなスタミナはなく、
午後にはバテバテになっていました(;´д`)
第5回定期演奏会の候補曲を丁寧に練習しましたが、
今日は中でもメダマと言える「戦場から妻への絵手紙」を
少しだけご紹介します。

「戦場から妻への絵手紙」のもとになったのは、
第二次世界大戦中に戦地に招集された前田美千雄さんが、
日本で待つ妻絹子さんに宛てて送った“絵手紙”を
紹介した同名画文集(講談社)。
この画文集に深く心を動かされた作曲家の福島弘和さんが
曲を付けた吹奏楽作品です。

前田美千雄さんは今の東京芸術大学で日本画を学ばれ、
日本橋三越の美術考案部に就職されました。
夢だった美術の仕事に就けたにも関わらず、
無情にも召集令状が届き、新婚間もなく妻を残し、
過酷な戦場へと送られます。
戦地からは手紙を送ることが許されていましたが、
文章を書くと検閲などで届けられない可能性がありました。
そのため、得意の絵に現地の状況と妻への深い愛を込めて、
せっせと送り続けたのです。その数400通以上。
妻を心配させまいと、明るく表現された絵や一筆から、
受け取った絹子さんは本当の気持ちを読み解く毎日。
結局、結婚後一緒に過ごす時間はほとんどないまま
美千雄さんは終戦の直前に戦地で命を落としました。
享年31歳でした。

今回演奏する作品では、実際の絵手紙を映し出しながら、
歌と語りで、時にコミカルに、時に切なく、
戦争によって離れ離れになりつつも、
絵手紙で愛を育んだ若き夫婦の心情を表現します。
歌と語りは、二期会の若きスター、
今野絵里香さん(ソプラノ)と中村祐哉さん(テノール)。

作曲者の福島さんも思い入れが強いという「戦場から妻への絵手紙」。
なかなか聴く機会のない作品ですので、
ぜひこの貴重な演奏会に足をお運びください!

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